まず最初に少しばかり「昔話」を。皆は人生における価値観に大きな影響を与えた、そんな「書物」に出会った事があるだろうか?歴史に学ぶ事は決して過去を振り返る事のみにあらず、過去の結果としての現在を見るよりも、未来の原因として現在を見る事の重要性を示してくれる。さらには過去から学び未来を見通す事も時には重要である。
私が過去に感銘を受けた一冊の本があり、その書で語られた一文は、それ以後、常に私の中にあり、「好きな格言」を問われればそれを答える。言わば私の人生における「指針」ともなった言葉だ。その「書」の名は「マーフィーの法則」。シリーズ化もされており、日常に即した物からオフィスに限定した物、人間関係など様々な分野に波及している。
ぶっちゃけると大した本ではない。哲学書に偽装したブラックユーモア、偉人の有り難い御高説というよりは、庶民ならではの誰もが通る道、今でいう「あるある本」の一つだ。いわく「バターを塗ったトーストが落下した際、バターを塗った面が下になる確率は絨毯の価格に比例する」「サイトの「よくある質問」には、あなたが求める質問も答えもない」「失くしものは、それを諦めて買い直した直後に見つかる」「母から「こんな日もあるさ」と教わったが、こんなにも多いとは聞いていない」など、苦い思い出は印象に残りやすく、誰もが通る道ゆえ多くの共感を得やすいというのが本書の上手い切り口だ。
そんな中で最も心に残った言葉が
「もっといい方法が必ずある」だ。短くも、これほど説得力のある言葉は中々無いだろう。付け加えるなら「但し凡人に限る」であろうか?
考えあぐねた結果導き出された最善の方法であっても・・・もっといい方法は必ず存在する。再考の余地であれ、結果としての妥協であれ、自分が凡人である事を自覚させる一文だ。つまり本日の「攻略記事」も決して「ベスト」ではないだろう。そういう意味でも個人の裁量で修正すべき箇所は修正して貰いたい。