はい、今回は全力で「ムー」のオマージュ企画という事でEP5を振り返っていきます。本来なら縦書きにしたい所だが、媒体の都合上「読みづらい」ので普段のスタイルで書いていくが、文体は極力「ムー」の記事に寄せていく方向で。元々ウチの記事ってムー寄りなんだけどな・・・
プロローグ
光と闇が混在し、闇の勝った世界
エピソード5を振り返る前に、エピソード4末期の状態を軽くおさらいしておこう。2017年の夏、エピソード5実装を控えたPSO2の状況は決して芳しい物ではなかった。エピソード4実装からしばらく後にはPS4版のサービスを開始、同時接続者数は12万を超え、翌週には13万を超えるなど、新記録の樹立に沸き立ち、記念ブーストを立て続けに実施するなど運営の浮かれっぷりが目に浮かぶが、EP4が最も輝いたのは「この瞬間」だけでもあった。
PS4勢の多くはゲームに利益をもたらすどころか定住すらしてくれなかった。PS4版で「目視」できる「トロフィー」を見る限り「トレイン・ギドラン」を討伐したプレイヤーの数は全体の20%ほど(2019年4月時点)と、現在100万ダウンロードを記念したブーストなども実施するが、100万ダウンロードの内、80%は「即去り」しているというのも「トロフィー」から見て明らかだ。現在存在するPSO2のトロフィーは区分がブロンズであるにも関わらず全て「レア」なトロフィー扱いとなっているのも、インストールによって「トロフィーセット」が読み込まれたものの、普通にプレイしたユーザーが極端に少ない事を意味している。
「新体験」をコンセプトに掲げ、新規向けを謳う新クラス「サモナー」も登場したEP4ではあったが、サモナーを取り巻く環境はとても「新規向け」とは言い難い物で、既存のフォース以上に「下準備」の重要なクラスかつ、育成に多大な労力と費用を必要とするクラスでもあった。現状においても「強いか弱いか」で言えば「強い部類」には含まれるが、それは「準備万端」である事が条件でもある。またEP6で予定されているバランス調整では蚊帳の外、時代は15武器へとシフトする中、15ペットが未だ不在となっている。
そして「新体験」として様々なコンテンを提供するも、その尽くが不評に終わり、EP5へと引き継がれた要素が皆無である事は知っての通りだ。
そんな暗雲を切り裂く決定打として送り込まれて来たのが「EP5」で初となる「上級クラス」のヒーローである。「5周年」を祝したオフイベ「感謝祭2017」で正式な実装日が発表される。新クラス、それも初の上級クラスの登場ともなれば、不穏な空気も一掃され、エピソード5への期待も必然的に高まる・・・という事もなく、同時に発表された「既存クラス」への大幅な弱体措置の発表がさらなる暗雲をもたらす事となり、修正というよりは粛清という風潮も色濃くなってきた。度重なる緊急メンテの勃発や、記憶にも新しい「邪神ワーナ」の降臨などEP4末期はカオスに満ちたまま、救世主たる「英雄」の登場を待つ事となった。状況的にはファントムを渇望する現状と非常によく似ている。
第一章
絶対の禁忌、それを破りし英雄が破壊をもたらす
EP5の開幕も決して順風満帆とは行かなかった。新クラスの育成用にブーストの適応した「超美味いクエスト」なども配信してみんなニッコリ。とは行かなかった。そもそもの原因として、「エキスパートブロック」を廃止し、新要素として登場した「複数ブロックマッチング」が初日から満足に機能しておらず、緊急が始まったがボッチ、複数ブロックマッチングでブロック移動したらキャンプシップの外の宇宙に放り出されるなどの「ヤバイ不具合」が随所で発生していた。加えて「複数ブロックマッチング」を使用するとコレクトシートの達成に必要なアイテムがドロップしないなどの不具合も確認されたが、エキスパートブロックは撤去済みともあり阿鼻叫喚となった。メンツが集まらないどころか、12人緊急に12人以上いるという珍事まで発生し、20人にボコられるデウスなど、ある意味では「楽しいお祭」が開催されていた地域も確認されている。
初動の混乱を収める為の臨時メンテなども頻発する中、エピソード5のメインコンテンツとなる「バスタークエスト」が登場。これまでの「緊急待ち」とは異なり、メンツが揃えばいつでも遊べるコンテンツで、初心者、低レベルであってもステータスの上乗せにより多くのユーザーが共に楽しめるコンテンツとして設計されていた。運営的には「大盛況間違いなし」と踏んだのか「ストミ」の進行に絡める程の自信をもって実装してきたが、実際はの所は知っての通りで、あっというまに閑古鳥の鳴く過疎ミッションの仲間入り、初動のまだ人が居た頃にストミを消化していなければ「進行不可」(実際はソロでもなんとかなったが)となる勢いでEP5を1年半から2年に渡り牽引するハズのメインコンテンツは僅か数ヶ月を待たず無残にも廃墟と化した。
その主な要因は、新クラス「ヒーロー」の機動性を基準にデザインされたコンテンツで既存職がまるで追いつけないゲーム性にあった。この頃よりEP5の煽り文句をもじって「散れ!非英雄!」というワードも多く見かける事となる。
当初の予定ではバスタークエストを用いた様々なイベントもご用意!していたハズだが、実際に行われたは、敵が骨だらけになるイベントだけで「1回」で終了した。以後は「資産流用」という形で「不尽」という名の「経験値が超美味い緊急」として「魔神城」は生まれ変わる事となる。
そして何よりもヒーローの存在だ。打撃、射撃、法撃の混合クラスという事で、大半の予想では「器用貧乏」「サマルトリアの王子」という扱いも前評判では囁かれていたが、全ての分野において既存クラスを超越する機動力と強さを持った正に「勇者」であった。EP5実装時に既存クラスに対して多くの下方修正が行われた事もあり、より一層ヒーローの万能最強感が色濃くなった。ネトゲにおいては「万能最強職」は禁忌の箱である。サブクラスが付けられないという部分はデメリットでは無く、サブ育てなくてもいいという大きなメリットでしか無かった。ヒーロー以外お断りな風潮は色濃くなるばかり、そうなると5年に渡り好きなクラスに拘りをもってプレイしていたユーザーにとっては面白くない。RPGのRの部分が大きく揺らぎ始める。
強キャラで無双してりゃ楽しいだろ?という運営の目論見は大きく外れ、多くの非難が殺到した結果として急遽「既存クラス」の上方修正を発表。この頃には「ヒーロー」を上級クラスという名称にした為、既存クラスは「下級クラス」という扱いを受けていた。こちらは「9月頭」の公式放送で、ご覧の通り「10月下旬」の実施を予定している。今後EP5のアップデートの目玉は「修正事案」が中心となる暗黒の時代に突入していく事となる。
第二章
爆発炎上、カオスの襲来
そして2017年度のPSO2史においても最大となる爆発炎上事件が発生する。後に「ゲーマニ事件」とも呼ばれる案件で、上述のバランス調整の発表から数週間後の出来事である。公式ブログへのコメントは「検閲制」であり、ユーザーの声は必ずしもコメントとして反映される訳ではなく、仮に非掲載であれ「読まれてはいる」と過程したとしても、投稿したユーザー的には「黙殺された」と感じるのも仕方がない部分だ。
そんな背景も手伝い、コメントが検閲無しで掲載される「ゲーム★マニアックス」(以下ゲーマニ)に掲載されたPSO2関連のインタビュー記事に「大量のコメント」が投稿される事となった。あまりのコメントに多さに(表向きには)ゲーマニ側が「荒れた」と判断し、記事を削除するも、PSO2関連の記事は他にも複数存在しており、クラウド版の特集記事が「第二ラウンド」の会場となる。
最初の記事についていたコメントの多くは現状を嘆く声や、具体的な指摘、改善要望など切実かつ、運営にとっても重要な「ご意見」が多かったが、それに便乗する誹謗中傷や暴言があったのも確かだ。しかし、それらをまとめて「削除」してしまったのが騒動をより大きくする結果となり、第二ラウンドでは明らかな「荒らしコメ」が増大する事となった。最終的には「ゲーマニ側」が謝罪する事で事態を収めるが、運営も認める程に「かつてないほどに信頼を失っている」状態であった運営側の指示による削除だったのではないか?という疑念は今尚晴れていない。
騒動の影響もあってか、9/23放送の公式放送では10月下旬に予定されていた調整の一部を前倒しで実装すると生放送での発表も行われた。またこの回の放送で新規の緊急としてバスタークエストを改修した「不尽の闘志」(旧不尽)の実装発表も行われたが、議論の中心となったのはやはり既存職への調整内容であった。EP5実装時に丁寧に「殺した」下級職を今になって救済するという流れが既に「失敗」を物語っているのは言うまでもない部分だろう。
シリーズプロデューサーがオフイベでバズーカ抱えて「かっこいいだるぉぉぉおおおおおおおお」と絶叫するする程の自信を持って投入してきた新要素のダークブラストも、全ユーザーが両手を上げて喜ぶ要素では無かった。SF物で主人公が変身する、また、かつての敵と力を合わせて強大な敵に挑むというシチュエーションはある意味では定番ではあるが
自キャラを大切に思う人ほど「異形の怪物」への変身には抵抗があるのも必然で、「ゲッテム受胎」などと批判的に扱われる事も少なくはなかった。知っての通り現在では4種のダークブラストが存在しているが、初期の段階ではエルダー以外は伏せられており、生放送で一太郎に「今後増えるんですよね?」との質問には「キャンセルできるように一泊置く作りにしています」と返答を濁していた。
2018年最初の生放送で語られた「新要素」はダークブラストのカラー変更。オーラ表示や非表示が実装されるのはまだまだ先の話となる。そしてこの放送の「とっておき」として公開された待望の新レイドボス「オメガルーサー」がびっくりするくらい「使い回し」だった点も議論の的となった。オメガルーサー実装時にも敵ボイスとして「根本的に作りが違う」のセリフは自虐的とも言える内容で多くのユーザーから失笑される事となる。ちょっと色変えてBGMアレンジして「新ボスです」って風潮に対し、調整、修正にリソースを割きすぎた結果ではないかとも推測されたが、後のモンハンコラボにおけるエルゼリオンの完成度を見る限り、人を割いていたのはソッチの方だったのかもしれない。
先週あたりからチョクチョク予告にも顔を出し始めた「邪竜」であるが、この時期の目玉として「再戦レイド」に黒トカゲが登場している。現行のEP5のオープニングにも登場するドラゴンだが、実装当時より「クエントオオトカゲ」と揶揄される存在で、メセタンシューターの強要など、あまり好意的に受け取られた緊急では無かった上に、モンハンを意識した「3乙失敗」のペナルティーも課せられている。EP4末期の「再戦デウス」にも「5乙失敗」のルールがあったが、黒トカゲ以降は「モンハンコラボ」までは戦闘不能回数による失敗ペナルティーは姿を消し、現在も行われていない。むしろ「再戦レイド」事態が廃止の流れで、オメガルーサー以降は「売買可能なトリガー」としての実装となった。
そして2018年の1月末には圧倒的な前評判を誇っていたMHWが発売される。シリーズプロデューサー自ら「一狩りいっても戻ってきてね」と自虐的な発言を行う程であった。
第三章
覆水盆に返らず
EP5の割と初期の段階で「バルシリーズ」が導入され、クロノスの最初の一つはバルを強化するだけで簡単に入手でき、憧れの14武器は「1つ」なら手の届く存在となっていたが、ドロップ限定の、現状で「ユニーク武器」と呼ばれる物はまだまだ「伝説級」のレア武器という扱いであった。そのユニーク武器が「そのうち手に入るよ」という仕組みとして「覇者の紋章」が実装された。
1ミッションで1~2個手に入り、毎週のお題クリアで50個手に入るが、強化上限が30なので交換で鍛えきるには6本必要ともあり、週60個で計算すると約350日かかる計算だ。1本だけなら約二ヶ月で届く計算になるが、交換して現物拾ったら嫌だなぁという気持ちからも中々交換に踏み切れない者も多かっただろう。現状では緩和に緩和を重ね、覇者の紋章はキューブ4個と交換できる。
2018年4月4日、Nintendo Switchに向けたクラウドサービスが開始。特典としてゼルダシリーズの主人公、「リンクさん」の衣装や装備が段階的に獲得できるサービスを用意するも・・・特に話題にもならず、クラウド共有ブロックにブーストを適応するなどの対応を見せたが、知っての通りクラウドブロックの閑散とした状況は説明するまでもない。新規のプラットフォームへの展開と言えば新規の大量獲得の切り札でもあるが、時期が悪すぎた。唯でさえ「おま環」依存のクラウドで、とても新規をお迎えできる状態ではないPSO2をお披露目した所で効果は望めない。EP6で予定されている「後継クラス」への転職条件の緩和、ヒーローだけでもこのタイミングで行っておくべきだったのかもしれないが、時すでに遅し。運営的にも「黒歴史」となったのか、2019年の4月、正に「今」であるが、クラウド版の「一周年」に関する話題は一切出てこない。
4月に入り「使い回し緊急」とも揶揄されるオメガルーサーが登場。もちろん重篤な不具合を引っさげての登場だ。この頃より運営の言い訳に「~な場合がある」という文言が多く登場するようになる。この時の不具合は「ドロップアイテム数が少ない場合がある」との事で「少なくない場合もある」と言わんばかりだが、少なかった事しか無いのは今でも記憶に新しい部分だ。またアドバンスを主体としたイベントABRでの目玉ドロップとして登場した「アルタ系」のタリスに因子を付け忘れるというミスも発覚し、ゴールデンウィーク直前の緊急メンテも勃発した。これ以降、アップデートには不具合を入れなきゃならないノルマでもあるのかと言われる程に、重篤な物から細かい物まで「不具合」が常に付きまとう環境に陥る事となる。
既存職を愛するプレイヤーへの配慮なのか、ヒーローのレベル上限は80に据え置いた上で、下級クラスのみ先行してキャップ開放を行う事が決定した。そして85になる事で使用可能となる新スキルが搭載される事となったが、85スキルの有用性に関して天と地ほどの差があるという部分は今現在でも議論の的となっている。
また、このタイミングでオメガでは初となり唯一の「フリーミッション」である幻惑の森が実装される。ボスエリアには魔神城が配置され、事実上死んでいるバスター関連のコレクトシートの進行や、イヴリダ系のアップグレードに必要なアイテムや、リュミエルの原材料となるジュティス系のドロップなどが狙える上、各種ユニーク14武器が「割と落ちる」という事で「餌で釣る」形ではあるが、常設コンテンツとしてそこそこの賑わいを見せていた。現状は知っての通り、運営が分かりやすいブーストでも入れない限り、アルチも森も普段は人がない。
そして2018年の春のアンケート結果を元に、5/12の放送で「今後の指針」が発表される事となるが、6年目を迎えようとするPSO2の掲げた今後の目標は「好きな武器種、クラスで遊べるPSO2を目指します」と言う物で、今まで何だったんだよ!と、全方位からツッコミを受ける事となったが、これはEP5、ヒーローの失敗を公に認めたという事でもある。この発表から間もなく1年であるが、この時に掲げた目標は達せられたのか?EP6での各クラスの調整内容を見る限り、とても「フラット」な状況とは思えない。もちろんヒーロー1強という状況は幾分緩和され、火力面であればガンナーやファイターが抜きん出ているのは事実だ。
5月末のアップデートでオメガルーサーの強化版、4人用クエストがトリガーとして配信される。事前情報では「売買可」とされていたが、不具合により販売不可という状況での実装となった。不具合は後に修正され、結果だけ見れば変なデスペナもなく、行きたい時に行ける緊急としては歓迎できる物で、ボッチにとっても金策として機能する物となった。以後に実装されるアプレンティス、ペルソナも同様に「トリガー」が稀にドロップする仕様となっており、EP5の残した遺産としては数少ない「負ではない要素」かもしれない。
7月に入り「6周年」のイベントとして「アークマランド」の開催、そしてEP5での改善と呼べる物に一段落ついたのか、公式サイトに「これだけ直したぞ」と言わんばかりに改善アップデートのまとめページが登場する。この内容は「EP6」のティザーサイトにも併設されており、EP5での客離れがいかに深刻だったかが伺える。各所で話題にもなったが、2018年の8/1発表の「セガサミーホールディングス」の営業利益は94.4%減と記録的な値を叩き出している。これは何もPSO2だけの話ではなく、パチンコ、ゲーム、双方での減収が原因であるが、この年は恒例のオフイベどころでは無かった年でもある。
また毎年恒例の季節緊急「ビーチウォーズ」であるが、開幕にナスナカンの漫才を加えた程度でほぼ去年のままという盛大な使い回しで「ビチグソ」呼ばわりされる事となる。
第四章
衰退の先に見えた光
またこの頃よりアークスライブにおける濱崎Dの言動が酷く不安定になってくる。イヴリダユニットのアプグレ否定からの肯定に始まり、配布クロノスの数を把握していなかったり、アーレスとアトラを勘違いしていたりと、ディープな深掘り番組にしては誤情報が多すぎるという事案が多発する。加えて一部で流布していた「噂」の払拭に公式が「公式サイトおよび公式の放送以外の情報は信じるな」とお触れを出したばかりでもあった。
そして8月下旬には業界の最前線で活躍するゲームクリエイターが集まってのカンファレンスが開催。ニコニコなどでは無料視聴できたが、現地では入場料を取る勉強会の場だ。カンファレンスのお題目は「オンラインゲームのこれから」という物であったが、酒井Pの他の人の話を遮ってまで自分語りを始めたり、あまつさえ進行の仕事まで奪おうとするスタンスは周囲を呆れさせ、最も長く最も無駄な話をした出演者として今なおネタとして扱われる事の多いカンファレンスとなった。
オンゲの運営は国の運営と似ている。の発言から、国王と呼ばれる事となり、PSO2を「国2」と呼ぶ風潮もここから来ている。また、ユーザーからの意見に対して「どうしても文句が出る」という発言に対しては、後日謝罪動画を公式放送に挟み込む事態となり、公式放送から姿を消す一因ともなった。もちろん公式放送内における木村Dの「失言」なども大きな要因ではあるが、時期が時期だけに、風当たりは相当に強い物となった。
FFコラボのオーディン以来久々となる他社コラボでのコラボエネミーの登場。コラボ先はモンスターハンターフロンティア。登場したのはMHF側の10周年記念モンスターとして登場したエルゼリオン。エネミーの再現度は非常に高く、戦っていて面白い、そんなエネミーであったが、ドロップ品の尽くが「ゴミ」で、ゴミの中からイベントアイテムの石を分別する作業は最早嫌がらせの粋に達しており、早々と「ゴミゼリオン」の名を拝命するに至った。エネミー班の苦労を台無しにするドロップ設定は今でも悔やまれる部分だ。
不穏な空気が常に付きまとうPSO2、サービス終了の噂も囁かれる中、2018年の11月末の放送では「EP6」の配信が宣言される事となる。この時点ではファントムの話題もなく、とっておき映像は「正月イベント」のチラ見せ、ちょうど今再配信されている「星芒」の内容であった。
その翌月、12月最後の生放送、酒井P、木村Dの番組降板と同時にEP6のDとなる吉岡氏の紹介が行われた。PSO2を変えたいという思いから、セガへの転職という経歴を持つその若きDの存在はEP5の深い闇に差し込んだ一筋の光にも思えた。
さらには実装まで10日を切った新クラス「ファントム」に関してもこの場で発表が行われた。ヒーローが打撃射撃法撃からくる複合クラスである以上、次に来るならいずれかの特化したクラスであろうと予想していたが、同じく3分野の複合クラスであった点には驚いたが、ヒーローとは毛色の異なるテクニカルクラスとの事で期待も高まっていく。
2019年、最初のPSO2STATIONはEP5ディレクターの謝罪からスタートする。年末から年始、事ある度に不具合が連発しており、緊急メンテナンスも頻発。ペルソナ実装初日に50回討伐の石が配布されたり、成功率100%のOP付けが失敗してしまう「錬成騒動」、その対応を発表したかと思えば内容を変更する、ソロマウスのトリガーが進行不能になる不具合など、かつてないスピード感と密度で不具合を連発していた。EP6実装まではEP5であるという点を再認識させる一月であった。
そして今年の3月には恒例の「オフイベ」も復活。夏までの半年スパンで全国を回るイベントだ。3月の放送では今後のロードマップも公開され、冬にはさらなる新クラスを匂わせている。今後の情報からも目が離せない。次回の放送は4/21の名古屋会場。EP6実装の実に3日前と、直前放送となる。
エピローグ
布陣から読み解く大国の驚異
※以下完全にネタ
現在のPSO2運営におけるキーマンと言えばこの6人。酒井P、木村D、濱崎D、吉岡D、そしてアートワークの水野氏にミュージック担当の小林氏だ。各人の頭文字を抜粋すると、SKHYMKとなる。これらのアルファベットを数字に置き換え、合計すると87という数字になる。(Aを1とし順に数字を配置、Zは24とする)
数秘術において87という数字は激しい状況や苦難の完了や終焉を意味しており、これから訪れるであろうポジティブな未来を予告している。また87は8と7、足すと15、1と5を足すと6に還元する事ができる。そう、EP6の「6」だ。6は3✕2でもあり、創造性を表す3が調和の2と結びついた数字であると言える。また3+3でもあり、創造性の3が2つ組み合わさった完全なバランスを指し示している。ここまでの話ならEP6は安泰というシンプルな話で済むのだが、事はそう単純ではない。完全なバランスを得た創造の六芒星は無限の可能性を秘めた現代におけるパンドラの箱なのだ。
使用許諾契約書
7.転用の禁止
お客様は、本ソフトウェアを大量破壊兵器等(核兵器・化学兵器・生物兵器・ミサイル)の設計、製造、使用を目的に使用しないことに確約いただきます。
利用規約の中にはPSO2を大量破壊兵器への転用を禁じる項目があるのは知っての通りだ。一部ではネタとして嘲笑される一文であるが、この規約はユーザー側にかせられた規約であり、セガは基本的にこの制約に縛られる事はない。つまりその気になれば、核兵器や生物兵器への転用、または提供も可能だという事だ。そしてこの技術を誰よりも欲しがっているのは「中国」だ。宇宙開発の分野においても既にアメリカに並ぶ技術を手にし、探査衛星を月の裏側にまで送り込む技術を持つ中国だが、決定打に欠ける。アメリカに並ぶではダメなのだ。完全な優位性を確保する為にもセガの独占技術たるフォトンに関する研究データが必要不可欠なのだ。
フォトン運用に興味を示しているのは中国だけではない。超大国アメリカもまたフォトンの運用に対し非常に高い関心を示しているのは国防高等研究計画局(DARPA)における不自然な資金運用からも明らかだ。EP6実装による完全な創造の六芒星が完成した約一ヶ月後に米大統領が来日するのは最早偶然では片付けられない。来日の際には「青木功とゴルフをさせろ」「土俵に上がりたい」などとお茶目な一面をアピールしてはいるが、本来の目的は対中政策の為、フォトンを用いた宇宙兵器に関してセガと正式に提携する為である。セガブルーのネクタイがそれを如実に物語っている。
大国すら持ちえない超技術をなぜ日本の一企業、それも長きに渡り「二流」とされてきたおもちゃ屋風情が保持するのか疑問に思う読者も多い事だろう。この超技術は決してセガ独自の物ではなく、外宇宙よりもたらされた異星人のテクノロジーなのである。なぜセガが異星人のテクノロジーを独自に保持しているのか?話は1990年に遡る。当時セガはある異星人と共に仕事をした事があり、その後も交流が続いていた。その関係は2002年まで続いたが、その異星人は地球での任期を終え、2009年に母星(もしくは母艦)へと帰還した。その際に残されたのが異星人の持つ特殊なテクノロジーである。
その異星人は地球上では「マイケル・ジャクソン」と名乗っており、芸能活動の傍ら様々なミッションに従事していたと言われている。重力を自在に操る奇抜なダンスの他、地球人には理解できない奇行も多く、正体を隠しきれなくなったマイケルは2002年の映画、メン・イン・ブラック2で自らが異星人である事をカミングアウトしているのは有名な話である。マイケルの残した「遺産」を持つセガは今や世界中の権力者から狙われる存在となった。PSO2のクライアントサイズが無駄に大きいのも、このマイケルの遺産を暗号化した上で分散保持することが目的であると言われている。
対立の加速するアメリカと中国、その大国の狭間に位置する日本。大国同士の睨み合いが睨み合いで済まなくなった時、その決定打となりうる鍵を握るのは日本の一企業であるセガなのだ。しかし大きな懸念も残る。この無限の可能性を秘めたフォトンの秘密をアメリカに委ねても大丈夫なのだろうか?我々はただ見守るしか無い。
やっぱムーのライターって凄えなぁ。と思った。
振り返ってみると楽しかったなぁという感想がまったく出ず
返信削除あぁ・・・あったね・・・と死んだ目で遠くを見つめるしかなくなるのは何故なんでしょうね
うん、それはもうヤル前から分かってたから億劫だったんだよな・・・過去のブログ記事やコメ欄読み返しながら時系列を列挙していくと・・・ホント、ロクなもんじゃなかったな・・・まだ終わってないけど・・・
削除お疲れ様です!!EP5は、完全に「当てが外れた」って感じでしたね。
返信削除何もかもが悪いとまでは言いませんが、数少ない「良い部分」をはるかに上回るインパクトで不具合や失言などが、悪目立ちしていたと思うんですよね。
そういう意味では、メディアへの露出を控えるってのは賢明な判断でしたね。
コンテンツの複雑化、プレイヤー間の格差、バランス調整など、まだまだ問題は山積みですし、いかに吉岡Dが優秀でも、全て解決する事はできないでしょう。
期待していない訳ではありませんが、やはり「負の遺産」が大きすぎると思いますね。
まぁアレで行けると踏んでる時点でエアプと言われても仕方がないって部分ではあるよな。仰る通り負の遺産が大きく、そして多すぎる。これを全部キレイに解決できる奴なんて多分いない。吉岡Dがもしソレをやっちまったら他の部署どころか、他社に引き抜かれるぞw1つずつでいい。見える結果を糞の山の横に積んでいけばいいんだ。結果を出す以外に信頼の回復は出来ないからな・・・
削除最後まで読んでしまったw
返信削除この こじつけ感にムリヤリ感、よく思いつくなと関心すらしますw
EP5に関しては まあ・・Hr実装一ヵ月くらいで もうこのゲームつまんねーわってチムメンがごっそりインしなくなっていったのに尽きますなぁ。
Hrがつまらないってんじゃなくて、オンゲーで選べる職が一つしかなくなったっていう所が もうホントね アホかと。
よかったー、誰もソコに突っ込んでくれないからちょっと寂しかったんだよね。本当はフリーメーソンとか古代遺跡とか旧ソビエトの超能力開発にも絡めようかと思ったけど途中で飽きちゃった。
削除EP5失敗の最大の要因は仰る通り「選べるクラスが1つしかない」って部分だったな。上級職の存在で下級職殺すなら上級職は複数用意しろって実装時から散々言ってたな・・・で、結局下級職を強くして差を埋めて、上級クラス改め後継クラス。結局何がしたかったんだ?って感じだな。
エピローグ is 本編
返信削除6人の写真のうち左3人は戦犯
後処理を適当に任せておいて本人たちは裏でわぁ~い♡なんだろうなぁ
三匹の魔物が野に放たれ、我が物顔で世界を食い尽くす。しかし自らの行いが世界を破滅へと追いやり、破滅の獣もまた力を失うだろう。滅びゆく世界の暗雲を切り裂き、一筋の光が差し込み、世界を正しき方向に導くだろう。その男の名はYSOK。しかし世界が秩序を取り戻す時、三匹の獣もまた力を増していくのだ。世界は光と闇の均衡を保って正しく導かれるのだ。
削除アフロ書 13節 6章
結局新体験はなかったな…
返信削除EP4の話なら・・・ラ、ライドロイドとか!他には・・・うん何かあったよ。多分。
削除5が問題だったと思ってそうですけど4からですよね。
返信削除言いたいコト全て書かれています!
自分が感じた部分を足すと、感謝祭が今までと比べると人が減っていたこととか、
1月の謝罪動画は酒井Pや木村Dが出てこないのでパワハラに見えてしまったこととか
あとはCEDECの規約が今年から強化されたのもあの人が原因なんじゃあないかと思ったくらいでしょうか。
最近はやる事ないですが荒れてないのは嬉しいです。嵐の前の静けさじゃないといいんですけど。
ああ、EP4もPS4のサービスインがピークでソレ以降はライドもアリーナも空振りだしな。今度アニメ化するエピソードオラクルも「人気の高かったエピソード1~3を~」って、そりゃ4や5に比べれば相対的に高評価になるってダケだしな・・・むしろ4が酷かったからこそ、「これ以上悪くなりようがない」ってポジティブな気持ちで5を待つ事も出来たが・・・下には下が居たって事だな。
削除