2014年11月28日

PSO2日記 303 テクター考察



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随分と古い記事の「テクター考察」がアクセス数を稼いでしまっているが、スキルツリーや様々な仕様変更に伴い「まったく」役に立ってないので現状に則した考察記事を。

エピソード3適応後、新スキルの追加が1回あったのでバージョン3.1としておく。基本的に独善的な記事にはなるが、スタイルを強要する意図は無い。あくまで1テクター、あ、3テクターだわ。・・・の構成、スキル振りである点に留意して欲しい。

※春の中規模アップデートにより新スキルの追加や調整があった物の記事その物を書き直す程では無いと判断。新スキル「ワイドサポート」は補助メインであれば習得したいスキル。

リバーサーフィールドはリキャストが900秒から600秒に短縮されるも・・・やはり実用は難しい。



特筆すべきは「補助テクニック」と「殴り」

テクター専用のスキルとして「シフタ」と「デバンド」の効果を大きく強化する2つのスキルがある。メインテクターの補助と他のテク職の補助では大きく効果が異なり、テクターでいる以上、その「補助」が求められていると言っても過言ではない。

開幕から火力至上主義のご時勢、中々補助に日の目が当たらなかったPSO2だがルーサーやアルティメットなど高難易度のミッションも増えており、最大HPを増加させるデバンドタフネスの重要性は増してきている。

先に述べたとおり、テクター専用のスキルに依存している為、クラス構成的には「メインテクター」である必要がある。逆に言えばメインがテクターであれば、サブがどうあれ、最高の補助が提供できる。

一方で攻撃テクに重点を置く場合はフォースをメインにする方がどう考えても得。テクター×フォースという構成は主にメインをフォース×テクターとする人のサブ上げ中に多く見られる構成だ。もちろん補助をしっかりと取ったテクターをメインにサブにフォースを置き、攻撃テクニックを強化する「賢者スタイル」も有用な構成ではある。



・メインテクター


補助&殴りテクター用ツリーの1例。

Lv68時点でこの形になるのでポイント的には少し余裕がある。シフタクリティカルを落とせばポイント的な余裕はさらに大きくなり、マスタリー一つくらいは拾えなくも無い。ウォンドによる殴りがかなり強いので育成途上であれば火力系のスキルは後に回しても良いだろう。テリバとウォンドラバーズ辺りから抑えておくと序盤はこれだけで無双する事も可能だ。各属性のウォンドを意識する頃までにエレメントウィークヒットを抑えておくと火力の底上げになる。

新スキルとなるリバーサーフィールドだがリキャストが長すぎて正直扱いに困るスキルだ。リバースボーナスはムーン後の補助のかけ直しを省けるのであって困る物ではない。




・サブクラス

ウォンドでの殴りをメインに据えるとなると必然的に近接職との相性が良い。以前であれば打撃と法撃、双方を強化できるファイターがお勧め候補No1であったが、ファイターの新スキルがテクターと相性が悪く、ゾンディールで吸引してから殴るとなると、前も後もあったもんじゃない。現状であればサブはハンターが最も「安定」した強さを発揮できると思われる。


1・テクター×ハンター


ハンターをサブクラスとする大きな利点は火力面よりもタフネスという側面が強い。乙女ことオートメイトのお陰で「半不死身」と言っても過言ではない上に、マッシブを用いる事で大量のゴルドラーダの自爆にも屈しない強行軍が可能となる。ハッキリ言ってズルイくらい強い。マッシブついでにかじっているフラッシュガードの恩恵も大きく、以後のポイントはフラッシュガードに入れてもいいだろう。ソロでの対ボス用にハンター武器を携帯するならパルチかワイヤーのギアを。


ハンターツリーの一例(Lv69)

概ね「一般的なサブハンターツリー」がそのまま使用できる。完成は遅いがサブクラスとしての汎用性は非常に高く、他のクラスでも流用可能な万能ツリーと言える。


メリット

とにかく死なない

圧倒的に生存能力が高い。テクター単体でもデバンドカットとデバンドタフネスの恩恵でかなりタフだが、そこに乙女とマッシブ、フラッシュガードが加わることで、並大抵の事では床を舐めない不沈艦となる。ソロでのエクストリーム走破やタイムアタックがかなり楽な構成。

・殴りはそれなりに強い

ハンターツリーの打撃面への補正が高く、ストレートにウォンド殴りを強化できる。JAボーナスもウォンドの法撃爆発に乗るのでかなり強力。

・PP要らない

基本的にダメージソースが通常攻撃であり、雑魚を集めてぶん殴るスタンスなので吸引用のゾンディール分があればPPに困ることはそうそう無い。「PP盛り」に比べれば「HP盛り」の方が安価に済むのでお財布にも優しい。防具は近接職の物を流用する事も可能。

デメリット

テクニックによる攻撃は貧弱

ハンターツリーによるテクニックへの補正はコンボアップの1.1倍と他の構成に比較すると無いに等しい値で、テク攻撃は完全に捨てると言っても過言ではない。とは言え、状態異常を入れるのもテク職の仕事の一つとなる局面も増えているので決して疎かにせず、テクニックのカスタマイズは状態異常の付与確率アップやヒット数の増加、消費PPの軽減などを優先すると良いだろう。

大ダメージは望めない

あくまで「単発」での大ダメージという意味であり、敵が多ければ多いほど総合的な火力は他職の追随を許さない程に強力だが、エクストリームクエストのステージオーダーで25000以上のダメージを出せとか言われると困ってしまう。テクター装備可能なパルチザンなどを携帯しておけば、なんとかなる。


2・テクター×ブレイバー


打撃と法撃、双方共にバランスが良い構成・・・に見えてある意味では特化した殴り構成となるのがサブブレイバー。上記の倍率はあくまでブレイバー単体での一般的な構成であり、テクターと合わせての運用では倍率が異なってくる。

基本が通常攻撃による「殴り」なので「チャージ」系統のスキルは乗らず、通常攻撃への実質倍率はアベレージで1.27倍、ウィークで1.49倍、ウィークの場合は弱点部位以外を殴れば0.9倍のペナルティーとなるが、法撃爆発には1.49倍が適応される。

また、ブレイバースキル「アタックアドバンス」は通常攻撃部分にのみ適応され、1.5倍と非常に高い倍率を持つので、アベレージで1.91倍、ウィークスタンスで弱点部位を殴れれば、2.45倍×弱点部位倍率とかなりの高補正を得られ、非弱点部位でペナルティー発動でもサブバウンサーと同等の1.35倍と高い倍率を得る。

・アベレージとウィーク、どちらを取るか?

身も蓋もない事を言うと「両方取ればいい」って事になる。ウォンドでの殴りがメインのテクターでカタナも弓も使わないとなると、両スタンスの両立も割と早期に可能となる。

単純な殴りであれば通常攻撃を無条件に強化できるアベレージスタンスの方が単体火力は高くなる傾向にあるが、法爆を強化できるウィークスタンスであれば雑魚が多ければ多いほど総合火力が高くなる。また攻撃テクを用いる場合は属性が合っていればウィークスタンスが無条件に乗り、チャージも生きてくる。


ブレイバーツリーの一例(Lv57)

両スタンスとスナッチJA、アタックアドバンスを拾い57でこの形となる。カタナにも弓にも触れていないので随分と余裕があるのでギアなどを拾うと多様性が出るようで・・・やっぱりウォンドでぶん殴る頻度が高いので要らないっちゃ要らない。

テクを撃つ時はウィークスタンスの方が基本的に都合が良いのでウィーク方面でのみチャージを取得。新スキルとなるスナッチJAは単純に「ステップアタック」を強化するスキルとして汎用性が高い。余ったポイントでリバーサルカバーなどを拾っておけば多少はHPに余裕が持てる。

ノリでクイックメイトを拾ってはいるが、レスタが使える上にそもそもパレットにメイトが入ってない事の方が多いのでぶっちゃけ要らない。ほとんどミス。忘れていい。

・メリット

単純に殴りが強い

アタックアドバンスの1.5倍がかなり大きい。恐らくこのスキルで最大の恩恵が得られるのがウォンドの殴り。ウィークスタンスとテクターの相性も良好で弱点部位が殴れる状況下ではかなりの破壊力を有する。ウィークスタンス中に殴り部分にペナルティーが入っても他のテクター構成と比べても遜色のないダメージが出せるほどに殴りの基礎倍率は高い。スナッチステップによる微ダメージもゾンディール吸引後の離脱時の事故を軽減でき、スナッチJAコンボによってステップアタックを単純に強化できる。

・攻撃テクもそこそこ使える

マスタリーが無いので本職には劣るが、テクターのエレメンタルウィークヒットとウィークアドバンスの相性が良く、敵の弱点属性を突く形で潜在の噛みあったウォンドを用いることである程度は汎用的にテクニックを使用できる。また法撃力のついた弓などを用いて大ダメージを狙う事も可能。

デメリット

サブハンターと比べると死にやすい

デメリットというよりは当たり前の事だが、乙女が無いので無理は禁物。リバーサルカバーという瞬間回復手段も一応備わっているが回復量は多くなく(最大20%)、死んでしまっては受け身は取れない。




3・テクター×バウンサー



バウンサーは前評判ではテクター同様の補助に長けた複合クラスとの事だったが実際の所はフォトンブレードをメインのダメージソースとした近接寄りの超アタッカーであった。補助に関する部分には特筆した部分は乏しく、テクターと組み合わせれば補助のプロフェッショナルとなれる・・・ワケでは無かった。運営いわく「テクターのかけた補助をバウンサーが維持する」みたいな事だったが、テクターが普通に補助をかけ直したので問題はなく、バウンサーの手を煩わせる必要も特にない。正直な話、バウンサーと合わせるメリットは多くはない。


バウンサースキルの一例(Lv73)

テクターに必要な物だけと考えると取るスキルはそんなに多くないのでレベル46と比較的早期に必要なスキルは全て揃う。ブーツと双剣関連のスキルを抑えてもお釣りが来る状態なので嗜む程度に使用するのも良いだろう。スキルツリーの組み合わせ上、属性を合わせるのが概ね必須である為、ブーツの運用は比較的容易だが双剣は属性を揃える必要があり、コストは比較的高い。


メリット

・非常に高いクリティカル率

シフタクリティカルに加えスタンスのクリティカル、さらにクリティカルフィールドと単体で実現できるクリティカル率としては最高峰の値を実現できる。バウンサーのクラフトマスタリーと相まってクラフト品の扱いに長ける。

・打撃、法撃共にバランスが良い

双方ともに打撃と法撃の複合職であり、ステータス上の組み合わせ的にはバランスが良い。打撃、法撃共に「それなり」で汎用性は比較的高い。

デメリット

・器用貧乏

バランスが良い=オンゲでは基本的に器用貧乏。強くはないが弱くもない、なんとも微妙なポジションに落ち着く事になる。テクター、バウンサー共に倍率系スキルの乗算値は控えめなのでどうしても火力面では他の構成に劣る事になる。無理に尖ろうとせず、半端を突き詰め汎用性を高める方が動きやすくはなる。

・保険となるスキルがない

高難易度のクエストでは乙女がないというだけである意味「ハンデ」を抱えているような物で、場合によってはウォンドラバーズを切ったりタリスを持ちミラージュでの回避も念頭に。

・弱点属性を持たないエネミーが天敵

基本となる乗算型の火力系スキルが双方ともに「弱点属性」での攻撃でしか発動せず、弱点属性を持たないエネミーに対してはシフタストライクとシフタエアのみの1.16倍という悲しい補正しか乗らず火力貢献は難しくなる。光耐性の入ったアンガやエクストリームでのステージオーダー失敗後のボスなどが天敵となる。


派生スタイル「蹴りテクター」


殴りのテクターの本体であるウォンドラバーズ&リアクターを排し、風マスタリーを習得するスタイル。メインの攻撃手段をサブクラスのバウンサー武器に依存する形で蹴りに付随するザンバースを強化する。テクター装備可能な良いブーツが無いのでバイオの入手やクラフトも視野に。現状であればライブ系が狙い目か。

風テク強化のブーツでも実装されれば、かなり風向きは良くなる。現状ではミルに依存する事になるが、一本は携帯しておきたい。

ラバーズを1だけでも拾っておくとマルチバースト時などの状況下でゾンディール>ステップが容易となる。靴でゾンディールすると雷属性に上書きされるので場所によってはマイナス要因となる。バウンサー側でステップアドバンスを取得する理由はラバーズ中のステップの為。

立ち回り的にはブーツ使用のバウンサーと同様ではあるが、風テクが有用な局面ではテク攻撃も視野に入る。殴りを排しているメリットとして、「属性強化」を度外視して法撃武器各種を運用できる。クリティカル率も高く、サブバウンサーのスキルからもクラフト武器とも相性が良い。

メリット、デメリットは上記殴りテクターバウンサーとほぼ同等。補助を入れながら飛び回るスタンスになるのでマルチ12人などの構成に向く。汎用性を得るために補助を多少落としてウォンド殴りも視野に入れるハイブリッド型も可能だが、少々武器パレットやサブパレットが窮屈になる。

その一方で、12人中1人いればいいという構成でもあり、複数居てもあまり意味は無い。ソロでの戦力は可もなく不可も無く、なんとも無難な性能ではあるがエクストリーム走破やTAなどのコンテンツはむしろラクな部類。


・マグの育成

基本的に法撃特化。以前は一部「滅牙」ウォンドの装備に技量が必要であったが、代用品の登場やレベルキャップの開放、加えて滅牙系潜在では全域をカバーできなくなった事、さらには★13のウォンドが法撃力730と高い要求値である点からもマグで法撃力を補う必要性は高まったと言える。

・防具OP

基本的にウォンドで殴る以上、PPが無くて困るという局面は殆ど無い。僧侶が真っ先にくたばっちゃ話にならない。って事でHPを多くする・・・と言うよりPP盛る必要が無いのでHP行っとく?くらいな感じで。デバンドカットで耐性を得られるような物なのでセット効果優先でクラフトした防具も十分視野に入る。


2 件のコメント:

  1. うわー・・・すごい参考になります。欲しい回答がダイレクトで得られて助かりました。
    禍津以降の自分のスタイルに迷いがありましたが、テクター、頑張ってみようと思いました。
    殴りテクターが禍津に通用するかどうかは、ちょっと自分の操縦テクと相談というところですが。(^^;

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    1. 返信遅れましたがコメントありがとうございます。マガツ戦ですが、テクター×バウンサーの構成が思いの外楽しいです。弱点部位殴り放題ってのはウィークスタンスとすこぶる相性が良い敵ですね。

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